ルイ・ヴィトンの上顧客名簿に名を連ね、
店に行けば、奥に案内され、
イベントにも並ばずに招待される。
当該vip待遇を手に入れるために、
かなりの額を落としてきたが、
結局、本当に欲しいものなどあまりなく、
一年後、のこった商品は、一つか二つだ。
こんなことに嫌気がさしたこの頃の楽しみは、節約だ。
浴びるようにつかっていたお金はのこり、
貯めたお金で年に一度か、二度、本当に欲しいものを買うことにした。
クリスマスや誕生日にトキメキを覚えたあの頃の気持ちを大事にしたい。
なんでも、いつでも買えてしまうのは不幸なのだ。